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蔵王一刀彫-ざおう彫刻工房-
木彫りの技法のひとつである奈良一刀彫、独特の鋭いノミ跡が見せる稜角と面、そして金箔や水干・岩絵の具で彩られた微細で華麗な図柄との、見事な調和の美しさにある。縁あって、宮城県蔵王の地にざおう彫刻工房は居を構え、現在に至る。2016年から「蔵王一刀彫」として新たな工芸を立ち上げ、奈良一刀彫で培った技法をベースに伝統的なお雛様、五月人形、干支、仏像などから東北のさまざまなモノ・コトをモチーフに作品を制作中。
<奈良と宮城蔵王>
蔵王の山岳信仰の象徴でもある「蔵王権現」は奈良県吉野にある金峯山寺の本尊であり、修験者が宮城のこの地に居を構えた際に「蔵王」と名付けたのが由来と言われている。そんな、奈良と宮城蔵王の関係に奈良県出身の自分自身の想いも重ねている。





